「クルマネー」って怪しくない?車を手放さずにお金を作る仕組みを調査してみた

最近、YouTubeとかインスタで「クルマネー」の広告、見たことありません?

車を手放さずに資金調達!」みたいなやつ。

正直、最初見たとき「また怪しいやつか…」って思いました。

だって車でお金借りる系のサービスって、なんかヤバそうじゃないですか。

それでちゃんと調べてみたんです、このクルマネーってやつ。

で、調べた結果…意外とちゃんとしてました。

ただ、誰にでもおすすめできるかっていうと、それは違う。

向き不向きがハッキリしてるサービスだなと。

今日はその辺を正直に書いていきます。

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で、クルマネーって何なの?

運営してるのは「X STAR株式会社」って会社。

ここ、ちゃんと東京都公安委員会から許可もらってる古物商なんですよ。

許可番号も公式サイトに載ってる(第301082421680号)。

クルマネーの公式サイト

少なくとも怪しい業者ではない。これは確認できました。

で、サービスの中身なんですけど、「マイカーリースバック」っていうらしいです。

何それ?って感じですよね。

簡単に言うと、自分の車を一回売って、その後リースで借りて乗り続けるっていう仕組み。

は?意味わかんない」って思いました?私もです(笑)

でもこれ、理屈を聞くと結構納得できるんですよ。

クルマネーの仕組みはシンプル

やることは2つだけ。

1. 車を売る

まず自分の車をクルマネーに売ります。

査定してもらって、金額に納得したら売買契約。で、お金が振り込まれる。

実例だと、2017年式のハイエースが59万円で売れたって書いてありました。

この時点で、車の所有権は会社に移ります。でも車自体は手元に残る。

2. リース契約する

売ったと同時に、その車をリースで借ります。

月々決まった金額払えば、今まで通り乗れる。車検証も自分が持ったまま。

つまり見た目は何も変わらないんです。ただ書類上の所有者が変わっただけ。

車担保融資とは全然違う

ここ、めっちゃ重要なんで説明させてください。

車でお金借りる」って聞くと、車担保融資とか車金融を思い浮かべますよね。

でもクルマネーはそれとは別物です。

車担保融資のヤバいところ

私も利用した事がありますが、車担保融資ってかなりグレーな世界です。

金利がバカ高い。年利20%とか普通にある。しかも謎の手数料がめっちゃ取られる。

もっとヤバいのが、車検証を預けさせる業者がいること。

これ、違法なんですよ。車検証預けた状態で運転したら、自分が法律違反になっちゃう。

あと「預かり融資」ってタイプだと、借りてる間は車を業者に預けなきゃいけない。

つまり車使えない。本末転倒すぎる。

クルマネーが安全な理由

クルマネーは「融資」じゃないんです。

売買」と「リース」。この2つの契約を組み合わせてる。

これ、法律的に完全にクリーンなんですよね。

普通の中古車売買と、普通のリース契約。どっちも昔からあるビジネス。

だから変な金利もないし、グレーゾーンもない。

月々の支払いも契約時に固定されるから、後から「追加で払え」とか言われない。

あと、車担保融資は「貸金業」だから総量規制(年収の3分の1まで)の対象になるんですけど、クルマネーは融資じゃないからその制限も受けない。

他にローンある人でも使える可能性があるってことです。

メリットは?

車に乗ったまま現金が手に入る

これが一番のメリットでしょうね。

地方住みとか、営業で車使ってる人とか、車ないと生活できない人っているじゃないですか。

そういう人でも、車使いながらお金作れる。

スピードが早い

最短即日」って書いてありました。

銀行のローンみたいに何週間も待たされることはなさそう。

全部スマホで完結

店舗行かなくていい。LINEかWebで査定申し込んで、契約も電子契約。

全部オンラインで終わる。これは楽ですね。

買い戻しもできる

リース期間終わったら、車を買い戻すこともできるらしい。

今はお金ないけど、将来的には取り戻したい」って人にはいいかも。

運営会社が怪しくない

さっきも書いたけど、ちゃんと許可得てる会社。

この手のサービスって運営会社が怪しいと怖いんで、ここは大事。

デメリットもちゃんと書く

いいことばっかり書いてもしょうがないんで、デメリットも正直に。

全部の車が対象じゃない

使えない車:

  • ローン残ってる車
  • 改造しまくってる車
  • 15年以上前の車
特にローン中の車は無理。完済してからじゃないとダメ。

所有権がなくなる

リース期間中は、法律上の所有者じゃなくなります。

だから勝手に売ったりできない。まあ当たり前っちゃ当たり前ですけど。

トータルで見ると損する

これ、一番重要かも。

例えば50万で売って、月3万のリース料を2年払ったら…72万払うことになる。

22万円余計に払ってる計算。

まあこれは「急にお金が必要」っていう状況に対する手数料みたいなもんですね。

お得なサービスではない。ここは理解しとくべき。

維持費は自分持ち

リース料とは別に、保険料、ガソリン代、駐車場代、車検代…全部自分で払う。

月々のリース料+維持費。これ、結構キツイ人もいるかも。

実際の流れ

一応、使う場合の流れも書いときます。

  • LINEかWebで無料査定(30秒くらい)
  • 金額に納得したら正式申し込み
  • 電子契約
  • 名義変更(会社が代行してくれる)
  • お金が振り込まれる
  • 月々リース料払う
  • リース期間終わったら買い戻しもできる
思ったよりシンプルですね。

どんな人向け?

ここまで調べた結果、向いてる人と向いてない人がハッキリしてるなと思いました。

向いてる人 向いてない人
急な出費あるけど車は手放せない 車あんま使わない(普通に売った方がいい)
地方住みで車が生活必需品 月々の支払いキツイ
他のローンあって総量規制引っかかる ローン残ってる(そもそも使えない)
銀行の審査通らなかった お得な方法探してる人
車金融は怖いけどお金は必要

正直な感想

最初は「怪しいんじゃ…」って思ってたけど、調べたら意外とちゃんとしてました。

車担保融資のグレーな部分を、売買とリースで解消してるのは頭いいなと。

ただ、お得かって言われたらそうじゃない。トータルで見たら損します。

でもそれは消費者金融も同じですよね。お金借りたら利息払う。

クルマネーの場合はそれが「リース料」って形になってるだけ。

「今すぐお金必要、でも車は絶対手放せない」っていう、かなり限定的な状況の人向けのサービスだと思います。

まとめ

クルマネー、万能じゃないです。

でも「車手放せないけど急にお金必要」って人には、選択肢の一つにはなる。

従来の車金融の怪しさを解消してるのは評価できる。

ただ、使う前に条件はちゃんと確認してください。

とりあえず今お金もらえればいい」で飛びつくと、後で支払いに苦しむことになる。

興味あるなら、まず査定だけ試してみるのもアリかも。無料だし、LINEで気軽にできるし。

でも繰り返しますけど、契約前には絶対条件よく読んで、本当に自分に合ってるか冷静に判断してくださいね。

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